笠谷 和比古 ーKasaya Kazuhikoー
1949年8月 神戸市出身(昭和24年8月15日生)
1973年3月 京都大学文学部史学科卒業
1978年3月 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得
1989年4月 国際日本文化研究センター研究部助教授
1994年7月23日 学位、博士(文学、京都大学)
1996年4月 国際日本文化研究センター研究部教授 総合研究大学院大学教授兼任
2015年3月 定年退職 国際日本文化研究センター名誉教授 総合研究大学院大学名誉教授
2018年4月 大阪学院大学法学部教授
2021年3月 同上退職
この間、ドイツ・チュービンゲン大学、ベルリン大学、中国・北京外国語学院、ベルギー・ルーヴァン・カトリック大学、フランス・パリ大学東洋言語学院などの客員教授を歴任。
NHK人間講座「武士道の思想」の講師(2002年)
NHK「その時、歴史が動いた」(2005年8月、2006年11月など)
「BS歴史館」(2011年12月、2012年9月) などにもゲストコメンテーターとして出演。
また社会的活動として、伝統技術を生かした物作り、自然と融和した街づくり、伝統文化の現代的展開を目指す舞台芸術、武士道に基づく人格の陶冶といった実践的研究に取り組んでいる。
[著 書]
『主君「押込」の構造』
(平凡社選書 1988年。88年度サントリー学芸賞。講談社学術文庫 2006年)
『近世武家社会の政治構造』(吉川弘文館 1993年)
『士(サムライ)の思想』(日本経済新聞社 1993年、岩波同時代ライブラリー1997年、ちくま学芸文庫 2016年)
『関ヶ原合戦』(講談社選書メチエ 1994年。講談社学術文庫 2008年)
『江戸御留守居役』(吉川弘文館 2000年)
『武士道その名誉の掟』(教育出版 2001年)
『関ヶ原合戦と大坂の陣』(吉川弘文館 2007年)
『伝統文化とグローバリゼーション』(NTT出版、2009年)
『武家政治の源流と展開』(清文堂出版、2011年)
『武士道―侍社会の文化と倫理―』(NTT出版、2014年)
『歴史の虚像を衝く』(教育出版、2015年)
『徳川家康』(ミネルヴァ日本評伝選、ミネルヴァ書房、2016年)
『真田松代藩の財政改革―『日暮硯』と恩田杢』(吉川弘文館 2017年)
『武士道の精神史』(ちくま新書 2017年)
『信長の自己神格化と本能寺の変』(宮帯出版社 2021年)
『論争 関ヶ原合戦』(新潮選書、2022年) 他。